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2005/01/09

桜ほころぶ

数日前に白洲明子さんにメールで教えていただいた
銀座のDel Reyに行き、チョコレートを買う。
 それを持ってQUALIA東京へ新年の挨拶。
 
 太田さんと話し始めたけれど、すぐに
お客さんがいらして、そのあともずっと立て込んで
いたので、しばらくディスプレイの間を
歩きながら様子をうかがい、失礼した。

 体験予約の制度は変わらないが、少し
気楽に試すことのできる工夫もしてある。
 ヘッドフォン(QUALIA010)は、SACDが
何枚か、自分で視聴できるようになっている。
 QUALIA010は、装着した時の質感が
圧倒的に良い。
 やわらかなバネの感触が、春風を
思い出させる。

 九段下に移動。NIKIギャラリー
・冊

で行われている白洲千代子展

のオープニング・パーティに。

 千代子さんにDel Reyを渡す。
明子さんが、「あぁっ!」とイタズラを
見つけたように。

 白洲信哉さん、新潮社の池田雅延さんもいらして、
いろいろ話す。
 信哉さんはまだ半分はしらふ信哉だった。

 電通の佐々木厚さんが昼間に来て、
小林秀雄が持っていた矢じりを使ったオブジェを
買っていったらしい。
 「ぼくはどれにしようかな」
などと言っていた模様である。

 市ヶ谷近くのイタリアレストランに移動して、
みんなで会食。 
 瀬津雅陶堂の若主人と、婚約者の桜子さん
は、今日婚姻届にサインをしたということで、
乾杯。
 「証人」の欄に、白洲信哉がサインしたのだが、
手が震えて、しまった、少し酒を飲んでからに
すれば良かったと外は寒いのに、
会話は何やら陽春の気配。

 池田雅延さんがずっと取り組んできた
小林
秀雄全作品
の注釈の作業が2月中旬には
終了するので、ぜひ慰労会をしましょう、と
申し上げる。
 
 漱石の「文学論」を読みながら帰る。

余は英国紳士の間にあつて狼群に伍する一匹のむく犬の如く、
あはれなる生活を営みたり。

という序文は有名である。
 楽しい会話で、この
むく犬は少し桜がほころぶ気配を
感じた。 

1月 9, 2005 at 09:23 午前 |

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