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2004/12/17

橋の下を水は流れて、ニコラシカの味は変わらず

PHPの石井高弘さんと
東京駅で待ち合わせ。
 ランチ打ち合わせ。
 せっかくですからと、噂にだけ聞いていた
ステーション・ホテル下の
「東京食堂
セントラルミクニズ」

に行く。

 これまたせっかくですからと、
フォアグラ丼を注文する。
 うまい。
 石井さんに、本の原稿のことですごまれたが、
フォアグラ丼はうまかった。 

 芸大の美術解剖学は、
 椿昇さんが授業にいらして、
とても面白かった。

 多動症と言われる私だけども、
じっと座って人の話を聞くのがキライ
というわけではなくて、
 特に、椿さんの話は、聞いている
うちに脳内快楽物質が分泌されて
いくのがはっきりと判った。

 何回も反復して考えたい点が
満載の授業であった。

 質問の時間になって、案の定、
「芸大の刺客」、杉原信幸が
椿さんに突っかかる。
 そこから二人が交わした会話が
またもや面白く、芸術とは何か、
現代社会におけるアートはどうあるべきか
という問題を考える上で、とても
重要な論点を提示していた。

授業終了後、椿昇さんに芸術問答を挑む杉原信幸。
写真を撮ろうとしたら、藤本徹が椿さんの個展
UN boyのパンフレットをフレームインさせた。

 これで、今年度の美術解剖学の
授業は終わり。
 また来年の4月から開講いたします。

 植田工クンが予約してくれて、
根津の車屋で大忘年会。
 布施英利さんもいらしたし、
あとから束芋さんもいらした。
 数えてみたら、25人くらい来ていた。

 ずいぶんいろいろ議論したように
思うが、
 楽しかった、というクオリアだけが
残る。
 こんなに楽しい飲み会はそうあるものではない。
 杉原信幸、蓮沼昌宏、藤本徹は椿昇さんを
取り囲み、何やらゲージツ論議を
挑んでいた。


車屋にて。左から蓮沼、杉原、椿さん、藤本

 根津の車屋の二階の奥座敷には、白髪の
おばあちゃんが寝ていらして、
 時々引き戸を開けてこちらをじーと
見る。 
 それが、一つの名物になっている。

 車屋で呑む時間がこれからも何回も
あって欲しいし、
 おばあちゃんにはいつまでも長生き
して欲しい。

 みんなは二次会に行ったが、
私は電通の佐々木敦さんと二人で
湯島の「エスト」へ。
 今年佐々木さんにはいろいろお世話に
なったので、最後に東京のバーの最高峰で
ご馳走しようという算段である。

 最後の一杯はニコラシカ。
 砂糖を載せたレモンを噛み、飲み込んで、
そのアフターテイストが残っている
間に、ブランデーを一気に放り込む。
 エストに
最初に行ったのは24歳の時で、もう
18年前になる。
 あのときは塩谷賢と一緒だった。

 あれから橋の下を随分水が流れたが、
ニコラシカの味は変わらない。
 ただ、一口含んだ時に無意識の
うちに立ち上がる様々な想念は、
そう気が付いてみれば、随分変わって
しまっているのであろう。

12月 17, 2004 at 08:18 午前 |

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