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2004/12/13

非対称を想像で超える

最近の休日の楽しみは、果物屋さんに行って
会話しながら何か買うことである。
 2004年11月14日の日記にあるように、
私は悔い改めて、基本的に
 スーパーでは果物を買わなくなった。

 昨日は、「にっこり」
という梨と、「金星」というリンゴを
買った。

 「にっこり」梨は、行くたびに買っているので、
すっかり覚えられてしまって、
 「また梨ですか」とか言われる。
 昨日は、店頭には出ていなかったが、
「奥にありますよ」と言って持ってきてくださった。
 にっこりを食べるのも、今年最後か。

 インターネットで調べると、にっこりも、
金星も、その背後には物語がある。

 ものをつくる側と、それを消費する側というのは
基本的に非対称だなあ、とつくづく思う。
 つくる側は、あれこれと工夫して、丹精
込めるが、消費する側は、「ああ、リンゴか。
いつもよりちょっと甘いな」とか、「ああ、梨ね。
このシャキシャキ、まあまあいいね」などと
気軽に食ってそれで終わりである。
 
 想像力うんぬんと人は言うが、ごく簡単に、
何かを消費する時に、それができあがった
経緯を想像するだけでも世界は変わって見える
のではないか。

 戦場では、照準の中にいる男の人生のこれまでの
経緯を想像していたら、引き金を引けない。
 だから、戦争指導者は人々の想像力を
封殺するか、マニピュレートしようと
するのであろう。

 
 想像する、ということに伴う倫理問題は
奥深い。

 
 ベランダに出しているウツボカズラは、
まだまだ元気で青々としている。
 しかし、そろそろ寒そうだから、家の
中に入れようと思う。

12月 13, 2004 at 07:10 午前 |

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受信: 2004/12/13 13:40:47

コメント

[非対称を想像で超える]
何気ない 日常が想像力で 変わる、、 と言う
事ですね。これが 意識せずに感じられる
様になる、、ふと「思う、感じる、、」
と言うプロセス 忙しい現在そんな事感じる時間もない、、、?それは、、勝った、負けた、高い、安い、の世界にどっぷり ですから、、でしょうか?、そんな時だから こそ今 一度 深呼吸ですね。 それぞれですが 音楽が簡単にその至高に導きますね。脳内麻薬が溢れる様です。
それも単純なメロデーこそ 繰り返し聴く事で
それが覚醒します。不思議です。お試しあれ、、、

投稿: tkz | 2004/12/19 17:33:12

ニューサマーオレンジという湯河原や熱海地区ではよく栽培されていて、地元では安く売られているのに、あまり東京ではみかけない柑橘類が好きです。ゆずや文旦系の香りで、さっぱりとした酸味があり、甘みがオレンジのようですが、グレープフルーツのような苦みはない。温州みかんぐらいの大きさなんです。

投稿: Yurik | 2004/12/13 11:10:31

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