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2004/12/24

北にある、緑の島を夢想する

朝は、メールを受信して、SPAMを手動で
ゴミ箱に入れることから始まる。
 けさ、ゴミ箱を空にしようとしてふと
思いつき、
 12月5日から12月24日までの
スパム数を数えてみたら、一日平均160だった。

 もっとも、この中には、面倒で受信フォルダ
に残ったままのものは含まれていないから、
下限の数字だ。
 真正なメールがスパムに分類される
害の方が大きいので、フィルタは使っていない。

 寒い風が吹いていた祝日は、
 朝から、たまりにたまった書類を整理していた。
返送しなければならない書類をどっと出した。
 それでも、まだ山がある。
 デジタル情報に比べて、紙の情報は苦手だ。
 すぐにどこかに行ってしまう。
 だから、なるべく添付ファイルでお送り
いただくようお願いしている。

 久しぶりに、まとまった距離を走りながら
考えた。
 こうして身体を動かすと、芯で凍って
いた何かが溶け出して、もっと走りたい、
もっと運動したい、と思うようになる。

 運動だけではない。
 忙しい日常の中で、忘れていた
水脈に、何かのきっかけで再会し、
 ふたたび水が流れ出す。
 そのようなことが、「精神運動」としても
起こる。
 
 しばらく前のイギリスのアマゾンから
輸入したFather Tedというコメディ
の冒頭に、
緑なす美しい島、Craggy Islandの風景が出てきて、
それでしばらく眠っていた水脈(北にある
緑の島、アイリッシュ、
赤毛のアン、プリンス・エドワード島)が
目覚めてしまった。

 調べて見ると、ロケされたのはInisheer
(Inis Oirr)という
島らしい。
 アイルランドの西岸にある
アラン諸島
の最も小さく、
そして最も美しい島で、
300人くらいが住む。
 住人は、ケルト語を話す。

1938年に
撮影された父と子の写真
などを見ると、
なんとも言えない気持ちになる。

Inisheerの光景。石垣が独特の景観を織りなす。

 こういう島に行って、
アラン模様のセーター
を着て石垣の間をふらふら
歩き、パブに行ってビールを飲み、
 ウィスキーをすすりながら暖炉の火を見る。

 そんな時間がもてたらいいなあ。

 まあ、一生懸命仕事をしていれば、
そんな時もまた来るでしょう。
 来ないかもしれないけど。
 
 意識を持ってしまった人間の
 生は、有限と無限が向き合っているから
切ない。

12月 24, 2004 at 06:20 午前 |

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