« 京都大学霊長類研究所集中講義レジュメ(予定) | トップページ | チンパンジーがもたらした認知的変容 »

2004/12/01

ケータイを持った正高信男さん

東京駅でカツサンドを買ったが、
本当はお金を払っている時に気が付いた、
シュウマイの方が食べたかった。
 
 研究所内の宿泊施設でこれを書いている。
まだ、食べられなかったシュウマイの
亡霊がそのあたりを漂っているような気がする。

 霊長類研究所にくるのは、はじめてであった。
木で組み立てられたいくつものピラミッドが
あり、その上に猿がたたずんでいる。
 有名なチンパンジーのアイちゃんはどこに
いるんだ、と聞いたら、
 「あそこらへんに佇んでいる中に
いるはずだ」という。

 普段は、その他大勢と一緒にいるらしい。
来訪者に、アイちゃんはどれだ、と聞かれるので、
適当に「あれです」と答えると、皆喜んで
帰っていくのだそうだ。

 授業は、メタ認知について実質的な
議論ができて良かった。
 
 私の提起した問題点は、認識における
「同一性」の保証の機構を考えると、
そもそも「認識=メタ認知」であって、
いわゆる、自分のinternal stateを認識する
という意味での「メタ認知」と本質的な
区別はないのではないか、ということだった。

 赤い円をみたらボタンを押す。
 自信があるからボタンを押す。

という二つのプロセスにおいて、「赤い円」
(いわゆる「外部」にあるもの)
と「自信がある」(いわゆる「内部」状態)
の同一性が成立しているメカニズムは
同じだろう、ということだ。
 
 授業の後に行われたPsychology Seminarにも
出席したが、おもしろかった。 
 霊長類研究、幼児研究の専門家がこれだけ
集まると濃い議論ができる。

 
「ケータイを持ったサル」

ですっかり時の
人になった正高信男さんの研究室の皆と
飲み会へ。
 犬山の夜は暗い。寒い。周囲は静かな
住宅地で、ここならば研究に専念できるだろうね、
と言うと、京都に帰りたいと、私の横を
歩く人は言った。

 飲み会は霊長類研究所に関する様々な
「隠された真実」が明らかになり、
オモシロイことこの上なかったが、
 私のデジカメが捉えた「真実」はこれである。

 愛用のケータイを持ち、にっこり笑う
正高信男さん

 なんと、正高さんご自身が最近写真付き
ケータイを手に入れて、使いこなしているという
ことが明らかになったのである。
 
 12月7日から放送されるNHK人間講座
正高信男 人間性の進化史の
テキストをいただいた。

12月 1, 2004 at 07:44 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ケータイを持った正高信男さん:

コメント

コメントを書く