ぱっと入るタイミング
学生の時など、何かやらなくてはならない
ことを前にしてうだうだしていることが
よくあった。
そのうだうだの状態から、とりかかる気に
なるまでの移行期が、モチモチして香ばしかった。
最近は、ぱっと始める。うだうだしている
時間がないのだ。
人間というのは不思議なもので、ぱっと
始めると、ちゃんと身体と頭がついてくる。
プロとしては当然のことかもしれないが。
それでも、強度の高い仕事を終えると、すぐに
切り替えて次の仕事、というわけにはいかない。
散歩をしたり、ビールを飲みながらアメリカの
TVコメディSeinfeldを見たりして気分転換する。
Seinfeldは、アメリカのコメディの最高峰と
誉れが高いシリーズであるが、BBCのコメディと
比べると面白い。
アメリカはイギリスの親戚だが、かなり性格の
違うイトコくらいかと思う。
私はやはり前回の文學界連載でも取り上げた、
The Officeをはじめとする
BBCのコメディの方が好きだが、
アメリカなまりの英語に慣れる上では
Seinfeldは便利だ。
ちなみに、The OfficeもSeinfeldも英国の
アマゾンから買うのが、同じregion 2で便利。
PAL方式なので、テレビではダメだが、
DVDの付いたパソコンならば問題なく見られる。
英語の字幕を表示させて見れば、英語が苦手
な人でも(きっと)なんとかなる。
最近、「タイミング系」に対する関心が
高まっていて、
気分転換に一人バレーボールをやったりする。
小さなソフトボールを、右手と左手で
交代で打つのだ。
小学生の時など、よくそんな一人遊びをしていた。
なぜ、タイミング系に興味があるかというと、
それが大げさなようだが創造性とか発想力に
資する(すなわち、そのような脳のメカニズムを
鍛える)という理屈が、ぱーっと見えてしまった
からだ。
同時に、なぜ筋トレが詰まらないかも判った。
筋トレは、脳の創造性に全く寄与しない。
どうりで、腕立てふせや腹筋をやっても、
三日坊主で終わるはずだ。
ぜひ、室内で出来るタイミング系のエキササイズを
何か開発したいと思って、
いろいろ試している。
今のところ、両手バレーボールが一番面白い。
あまり、やっているところを他人に見られたくは
ないけれども。
仕事にぱっと入るのも、一つのタイミングだ。
小林秀雄が、禁煙したらリズムがとれなくなって
仕事ができなくなった、というのもよくわかる。
私の場合は、コーヒーやチョコレートか。
11月 24, 2004 at 05:27 午前 | Permalink
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