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2004/11/18

プチヴァカンス

おそらくは? 自分のせいだと思うのだが、
あまりにも忙しくて、ボーゼンである。

 お風呂に入って、バスタブの中で
ぼーっとしていると、これがプチヴァカンスだ!
と思う。

 昔バリ島で3日くらいぼーっとしていたら、
身体がぽかぽかしていて、忘れていたような
甘い夢と人生の希望を思い出した。
 ああ、ヴァカンスの効用とはこれか、と
思った。

 最近は、風呂につかってヴァカンスをする。
10分でも、ずいぶんいろいろな希望がわいて
くる。 
 本を読むのが好きだが、濡れるしヴァカンスに
ならないのでやめた。

 MXテレビの撮影は、西野さんがいろいろ
私に質問して、私がばーっと答えるという
インタビューで終わり。
 ずいぶんインテンシヴな会話で、
酸欠の金魚のようになった。
 その間、
 ソニー広報の尾花さんは、横で撮影をモニタ
しながら仕事をされている。

 研究所を出て、品川駅に歩く道で、
またプチヴァカンス。
 ナーンにも考えないで、ぼうっと品川
プリンスホテルを見上げていたら、
いつもよりきれいに見えた。

 こんな感じでいつも世界が見えていたら、
酒を飲まなくてもいいな、と思った。

 ホテル・オークラ、日本マーケティング協会
のサロンで講演。
 まずは食事をして、というのでみんな
白ワインと赤ワインが入っている。
 もちろん私も入っている。

 ロビーでしばらく仕事をして、
夜道に出た。
 虎ノ門の街は、きれいでピカピカしている。
 坂口安吾を読みながら帰った。

 安吾を読めるくらいには、アタマが回復していた。

 チョトスって、3種類あるけど、
全部おいしいね。

 今日は京都造形芸術大学
で授業をするために京都に行くのでありました。

11月 18, 2004 at 06:20 午前 |

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コメント

これは、質問でも何でもないですが、「クオリア」という言葉が企業に高級ブランド化されている部分に、私は引っかかるものを感じます。確かに、ソニーの会長さんがクオリアを、金持ちに優越感を持たせるためのものではなく、純粋な感動体験として、プレミア化しているのは分かります。ただ、実際に、音や画像の高質感が、クオリアなのかと思うと、私などは複雑な気持ちになります。
 何が言いたいのかと云えば、「東京物語」という作品の中に高質なクオリアがあるのであって、「東京物語」を高質な画質で見ることが「クオリア」なのかということでしょうか。
 実際に、私などはハイビジョンの野球中継などを見ていて、余り、観客一人一人の顔が鮮明に映し出されると不安になる時があります。
 無理やり他人の顔の毛穴まで見せられるような。
 デジタル化されるのはいいけども、アナログの世界には、また、アナログの良さがあったことも確かな気がします。
 つまり、クオリアという意味がが普遍化されていく中で、それが高級感というイメージで、世の中に受け入れられていくとすれば、それもまた、違った意味で恐い気がしますね。
 
 
 
 
 

投稿: 水瓶座 | 2004/11/19 1:15:21

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