判断とルール
まだこんなことがニュースになっていると、
森山
和道さんの11月10日の日記で知った。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20041110k0000e040077000c.html
森山さんも書いているように、確かに不正は
良くない。
しかし、マスコミも良くない。
事実だけを報道するだけだったら、中学生
新聞でもできるよ。
「業者への預け金」という慣行が、どのような
事情から出てきたのか、そして、どれくらい広く
行われている慣行か、ちゃんと調べてみろよ。
そうすれば、本質は、硬直化した官僚機構の
「ルール」にあることが判ってくるだろう。
予算の単年度主義という「形式的ルール」と、
科研費をいかに有効に使うかという「実質的判断」
のどちらが大切か、文部科学省の人たちは、とくと
考えていただけないか。
せっかく国を支えるという夢を持って中央官庁
の役人になったのだから、
できそこないの人工知能のように振る舞うのは
やめて、自分たちの判断能力を十全に発揮するよう
になってほしい。
もともと、優秀な人たちのはずなんだから。
11月 14, 2004 at 07:33 午前 | Permalink
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