« 悔い改めた | トップページ | 脳科学から憲法問題を見ると »

2004/11/14

判断とルール

まだこんなことがニュースになっていると、
森山
和道さんの11月10日の日記
で知った。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20041110k0000e040077000c.html

 森山さんも書いているように、確かに不正は
良くない。
 しかし、マスコミも良くない。
 事実だけを報道するだけだったら、中学生
新聞でもできるよ。

 「業者への預け金」という慣行が、どのような
事情から出てきたのか、そして、どれくらい広く
行われている慣行か、ちゃんと調べてみろよ。
 そうすれば、本質は、硬直化した官僚機構の
「ルール」にあることが判ってくるだろう。

 予算の単年度主義という「形式的ルール」と、
科研費をいかに有効に使うかという「実質的判断」
のどちらが大切か、文部科学省の人たちは、とくと
考えていただけないか。
 
 せっかく国を支えるという夢を持って中央官庁
の役人になったのだから、
 できそこないの人工知能のように振る舞うのは
やめて、自分たちの判断能力を十全に発揮するよう
になってほしい。
 もともと、優秀な人たちのはずなんだから。

11月 14, 2004 at 07:33 午前 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 判断とルール:

コメント

この記事へのコメントは終了しました。