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2004/10/10

日本経済新聞「活字の海」

2004.10.10.(本日)付の日本経済新聞読書欄
「活字の海」の「脳を考える本相次ぐ」で、
田村広済さんが『脳と仮想』を取り上げて下さって
います。

一部引用

 「脳」についての本は以前からあるが、人間の意識
や個性を脳科学をベースに論じた養老孟司『バカの壁』
(2003年、新潮新書)の大ヒット以降、タイトルに
「脳」の字を入れた著書が目立つようになった。
(中略)
 「ねえ、サンタさんていると思う?」。九月に出た
茂木健一郎『脳と仮想』(新潮社)は、不意に耳にした
女の子の問いかけから論を起こす。赤服に白ひげの男が
トナカイに乗ってやって来るかといった問題ではない。
「サンタクロース」という現実には存在しないものを
「仮想」する脳の働き、物質に過ぎないはずの人間の
一部位が「意識」を生む働きとはいかなるものなのか
・・・・。気鋭の脳科学者が鋭く問いかける。 
 茂木氏によれば、カギを握るのは事物の事物らしさ
(クオリア=感覚質)を感じ取る脳の能力、つまり赤い
色を赤い、冷たい水を冷たいと感じ取る能力だ。それは
「計量できない経験」として近代以来の科学が排除
してきたものだという。茂木氏は哲学的な見地からの
論考を続けるが、脳科学の将来については「人間性の
本質を解明するには今の方法論は不十分」と、未来の
進歩に懐疑を寄せている。
(中略)
 茂木氏は、「脳は心を生み出す臓器であり、人間の
脳への関心は普遍性がある。情報が氾濫する現代に
おいて脳への興味が高まっているのは、人間の創造性
や想像力を生かす筋道が切実に求められていることの
表れではないか」と話す。
 それほど注目を集め、研究されている脳について、
第一線の研究者でさえ解明のメドが立たないという
現実。その「壁」が脳への興味をますますかきたてる
のだろう。

10月 10, 2004 at 08:54 午前 |

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コメント

浅井さま

ご感想ありがとうございます。

ご指摘の改行ですが、あまり詰まった印象を与えないために
意図的に行っております。

どのようなスタイルが一番良いか、常に模索しておりますので、
ご意見をいただけると参考になります。

茂木健一郎

投稿: | 2004/10/10 14:31:23

初めまして。楽しく拝見させて頂いています
ところで茂木先生はなぜ改行をたくさんされているのでしょうか?電子メールではないので一行何文字ということは気にしなくてもいいと思うのですが。
お使いのCGIは二回改行するとパラグラフと認識するタイプだと思うのですが、改行が多くて(根拠もなく)少し不安に感じてしまいます。
スタイルですと言われたらそれまでなのですが、パラグラフは一行開けと意識して書かれているようなのに、なぜ文中にいきなり改行があるのかと

投稿: | 2004/10/10 13:33:34

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