« Welcome to fast food kingdom. | トップページ | 「脳科学から憲法問題を見ると」 »

2004/10/24

アメリカ村の空気に感染

夕方、バーガーキングでも探して
ぱっと食べて仕事をしようと思って
北米神経科学会の行われているコンベンション・
センターのあたりを歩いていたら、
 携帯に須藤珠水から電話があった。

 須藤、柳川、小俣、田谷、関根は一緒の
ホテルに滞在していて、一緒に行動している。
 今コンベンションセンターに着いたという
のである。

 捕まってはしかたがないので、学会初日
記念として、一緒にガスランプ・クォーターの
コンテンポラリー・アメリカンのレストランに
いった。

 Croce's Restaurant & Barハ
という店で、
 どうもオーナーはミュージシャンだったらしく、
壁にNational Academy of Popular Music
Songwriters Hall of FameにCroceさんが入った!
という証明書が飾られている。
 どうもJim Croceは有名なミュージシャン
らしいが、私は知らなかった。スマン。

http://www.croces.com/

 私はニューヨークステーキ、アスパラガス
ソテー添えを食べたが、
 今までアメリカで食べたステーキの中では
一番うまい部類に属していた。
 満足、満足。
 田谷や小俣も、顔を見る限り、
どうやら満足、満足。

満足、満足の(左から)関根崇泰、柳川透

 旅することの歓びは、その土地にしか
ない「何か」に触れることである。
 アメリカには、間違いなくアメリカにしか
ない「何か」があって、私の身体も
魂も、その「何か」に滞在し始めて
数時間で完全に感染する。
 
 感染することの歓び、というのが間違いなくある。

 なんか、こういう雰囲気はいいなあ、と思って
バーのテレビを見るとレッド・ソックス
がワールド・シリーズを戦っていた。

 もちろん、その「何か」がグローバリズムという
意味で普遍的ということではない。
 世界にはたくさんの村があって、それぞれの
村に固有の文化がある。
 アメリカ村にはアメリカ村の文化があるという
だけのことである。

 その「村」の文化に、私はいとも簡単に
感染する。

 アメリカ村の文化で、私が見習うべきことの
一つと思っていることは、 
 自分が何をやっていようと、世界には
他にいろいろなことをやっている人たちが
いて、
 そのような「外」からの視点にさらされれば、
自分のやっていることは簡単に相対化される。
 そんなメタな視点を誰でも持っているように
感じることだ。

 日本では、科学者にしろ、アーティストに
しろ、「どっぷり」の人が多く、
 あの唯我独尊の感じはどうして生まれる
んだろう、とガスランプ・クォーターを
関根や柳川をからかいながら歩き思った。

 私はたまたまいろいろな分野にかかわる人生に
なってしまったから、それぞれの分野で
どっぷりの人の姿がよく見えるようになった
けれども、
 気が付いて見るとアメリカという国は、
最初からそういう「外からの視点」を前提に
各個人が活動しているようなところがある。

 流動性の高い社会は、そのようなメタな視点
をアルキメデスの支点としなければやって
いけないのだろう。
 日本もこれからきっとそうなるよ。

10月 24, 2004 at 10:09 午後 |

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アメリカ村の空気に感染:

» グローバリズムの領域侵犯の危険 トラックバック Wein, Weib und Gesang
{/bag/} ドイツの製品テスト機関が創立40年を迎えた。この組織は、消費者保護を目的に中立的なテスターとして1964年に連邦議会で承認された。雑誌の発売等... [続きを読む]

受信: 2004/12/11 8:42:01

コメント

狭い村の中にどっぷり浸りながら
「世間」という内なる眼に
常に監視されながら(しながら)生活する我が身です。

投稿: m | 2004/10/25 10:38:41

え?アメリカでも携帯繋がるの?AU?

帰ってきたら土産話聞かせてよ。
そういえば池上さんを芸大の授業のゲストに迎えるの?
日程教えて。行くから。

じゃあ、Enjoy U.S.!

P.S.
シューティングレンジ行ってみるのも経験かもよ(笑

投稿: 羽尻 | 2004/10/25 3:02:27

Jim Croce はジム・クロウチ ですね?
夭逝されたのが悔やまれます。

LPレコードしかもっていないので今は
聴けません。:-)
うー、猛烈に聴きたくなりました。:-)

投稿: Kimball | 2004/10/24 23:46:02

コメントを書く