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2004/09/28

蕉雨園、島田雅彦対談

 文京区、関口の蕉雨園で、
 永江 朗 さんの立ち会いのもと、島田雅彦さんと対談する。

 蕉雨園は、明治の風情を色濃く残す
和風の邸宅。
 講談社の創業者一家の所有であり、三島の小説に
出てくる華族の世界を思い起こさせる。

 まずは、永江さんに「クオリア」や
「ホムンクルス」についてのインタビューを
受ける。
 永江さんは周知の通り大変エクセレントな
人で、
 ものごとの本質がスイスイと整理されて行く。

 島田さん到着とともに、当然であるかのように
白ワインが出される。
 酒がないと暴れるかも、と危惧していた私は
ほっと一息。

 約30分後、当然のごとく、赤ワインも
追加される。
 
 アイオワ大学に世界中の作家が集まるという会議に
行っていた、という島田さん。
 その話から、話題は当然のごとく快楽の政治学
の問題に移行していく。

 一応私もMP3で録音したが、公開ははばかれる。

 終了後、この後もまたアポがあるという永江さんは
雨の中タクシーで去り、
 島田さんと私、それに大場葉子さん、伊藤さん、
灘家さんの面々は、池袋近くの中華料理屋に向かう。

 ここで、快楽の政治学の問題を、舌の快楽と
からめてさらに議論した。

 帰りのタクシーの中で、モバイルにてアマゾンの
サイトを見る。
 その際見つけた、
 『脳と仮想』について書かれた書評以前の
駄文に激怒して、アマゾンにメールを送りつけたのは
旧クオリア日記サイトにて既報の通りである。

 アマゾンは書評をフィルターしていないわけでは
ない。
 その証拠に、『バトル・ロワイアル』に対して
私が書いた書評は検閲されて掲載されていない。

 ポリシー以前の企業の基本的倫理の問題だ。
 アマゾンを2ちゃんにしていいのか? 
 最近は2ちゃんの方がまともなのではないか。

 とは言っても、このような怒りは浅いものだから、
一晩眠れば治ってしまう。

 くだらないものは、さっとデルタ関数的に怒って、
あとはきれいさっぱり忘れてしまえば良い。

 眼を上げれば、世界は美しいものに満ちており、
心をくだくべき仕事は山積している。 

9月 28, 2004 at 08:09 午前 |

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コメント

茂木さん、こんにちは。附高35期の小沢です。

アマゾンの件、びっくりしました。
(検閲機能はないのだと分かりました)
茂木さんは、怒るべきときにハッキリ怒られるところ、
しかもポイントをついて怒られるところが痛快だなぁと思います。
(そういう意味で痛快なのは、ほかには中島義道さんです)

新装開店おめでとうございます!
このブログだと書き込みができて良いですね。
これからも遊びに来させてくださいませ。

投稿: おざわ | 2004/09/28 12:44:10

先日、梅田ブックファーストでトークイベントを楽しませてもらいました。栗の木ではないかと思いますが、可愛い樹のイラスト入りのサインも微笑ませてもらいました。

先程、ぼくのブログのコメント欄に茂木さんが、恐ろしい言葉を使っているとのカキコが女性の方からなされ、フォローしましたが、何だろうと、クリックしたら、アマゾンだったのですね。確かにここは、チェック機能はないですね。このところ、投稿していませんが、bk1では書評担当者が責任を持ってチェックしています。まあ、こんな振る舞いは常識以前の企業倫理ですが、戦略としては無視がいちばん良いのではないでしょうか、

新しいブログはコメント出来るのですね、
先日のトークイベントで、サイン会のおり、ネット生活の“貧しさ”について語っていたことに触れて、
丁度、ぼくのPCが壊れたので、当分、ブログはオヤスミと、
宣言したのに、又、初めてしまいました(笑)。

まずは、新しいブログの開店、おめでとうございます。

投稿: 葉っぱ64(栗山光司) | 2004/09/28 12:02:15

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