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2010年1月18日 (月)

プロフェッショナルとは?

 毎回、「**さんにとって、プロフェッショナルとはどのような人でしょう?」と伺うのが、私にとっても、とりわけ感慨深い瞬間だった。それまで、4時間にわたるスタジオの中の対話の「マラソン」をゲストの方や住吉美紀さんと一緒に走ってきて、今やゴールを迎えようとしている。さまざまな営為が、一つになって、そうして何かに結実しようとしている瞬間。そんな感情の高まりがあった。
 3番目のVTR(「3V」)が終わると、その感想を述べたり、補足の質問をしたりする。そのうち、V字テーブルの向こうに立っている山口佐知子さん(さっちん)が、「いつでもプロフェッショナルに行っていいです」という「カンペ」を出す。
 そのカンペを見てから、間合いをはかって、「いろいろとお話をうかがって参りましたが、最後に、***さんにお尋ねしたいことがあります」と切り出す。すると、ゲストの方も、最後にその質問が来ることがわかっているから、何とはなしに「来たな」というような表情になる。
 「***さんにとってプロフェッショナルとはどのような人でしょう?」という締めの問い。その仕事や人生についての思いが込められた言葉には力があって、いつも心を動かされた。

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コメント

茂木健一郎さまおはようございます追悼を現す太陽は、白く光をおさえて、節目がちに静かに登っていきます。すべてを何も語らずに理解していくこころのある方は、プロフェッショナルになる方のように思います。そこに行くまでは、人知れず苦労と努力、多くの挫折を繰り返しながらも強くたくましく、幾重にもかさなる優しさを心に育ってきた人に感じています。茂木先生もプロフェッショナルなお一人です。温かさをいつもありがとうございます

投稿: とう華 | 2010年1月18日 (月) 08時47分

あの瞬間とてもわくわくします。
くるなーーとわかっていてもわくわくします。

投稿: ちあき | 2010年1月18日 (月) 10時14分

プロフェッショナル収録の 4時間は 長丁場ですね。

限りなく 出演者の全容を知りたいという思いからなのでしょう。

最後の質問と お言葉は 私達も 大好きな瞬間です。

投稿: サラリン | 2010年1月18日 (月) 17時09分

加藤友朗外科医の腕のすばらしさ、術に対する発想は驚きの一言です。医療をはじめ各プロフェッショナルの方に共通するのは、発想力、創造力、決断力ではないでしょうか。私もそんな男の美学を身につけたい。50代、まだまだ勉強の身。加藤さんのプロフェッショナルとはの言葉には感動させられました。

投稿: あっくん | 2010年1月22日 (金) 01時30分

はじめまして。
 画面では茂木さん・住吉さんいつも拝見させて頂いています。特に茂木さんはたくさんの脳本で読ませて頂、お世話になっております。(._.)アリガトございます。感謝しております。

  「プロフェッショナルとは
がでると、まさに水戸黄門の印籠が飛び出してきた。様子に一致する。
 バックミュージックに印籠のでた瞬間の音楽まで流れそうだ。
      
                   

投稿: ネムネム | 2010年1月23日 (土) 05時40分

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受信: 2010年1月20日 (水) 01時15分

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