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2010年1月10日 (日)

収録哲学

人間の表情というものは正直なもので、初対面だと、やはり新鮮さや緊張感が違うから、それが画面に表れる。最初は、収録というのはそういうものか、と思っていたが、回数を重ねるにつれて、スタジオで初対面ですぐに収録に入るというのが、有吉伸人さんを始めプロフェッショナル班の人たちが長年の経験から編みだした、一つの「収録哲学」だということがわかっていった。
 ゲストの方が席に座ると、改めてゲストの方に当てられている照明を調整したり、ゲストを小津安二郎のような「ローアングル」から狙っている「5カメ」(第5カメラ)のフレームを調整したりする。床に置かれた「5カメ」は、とても重要な存在で、番組の最後に「プロフェッショナルとは」と伺う時に、このカメラがゲストの表情をとらえるのである。
 収録は、放送時と同じ順番でVTRを流して、その間にゲストとのトークをするという形で進んでいく。この全ての進行に、だいたい4時間くらいを要していた。
 『プロフェッショナル 仕事の流儀』のVTRは、3つに分かれる。一番最初のVTR(「1V」は、ゲストの人となり、仕事ぶりを紹介するもの。二番目のVTR(「2V」)は、ゲストの生い立ちや、逆境時代を振り返る。そうして、三番目のVTR(「3V」)は、ゲストがこれから取り組もうとしている新たな仕事上の挑戦や、後進を育てようとする試みを描き出す。

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コメント

本当によく考えられての収録なのですね~
心理学者の様な有吉さんですね、さすが凄い!

私は、番組の中に思わず引き込まれていったとしても、
テレビのことだと認識して、それから、そうなのよね~
本当に、そう~そうだわ~ などと共感する順序があるような気がします

しかし・・ で・す

家の主人は傍観しているとちょっと私とは違ってる感じがしますね・・
うん うんそうだ、とか、何言ってんだよ、などと、出演者と同次元で会話してる感じがします

笑いもそうですよ、
私だって、脳が単純なので、あ~ははって声立てて笑ったりもしますが、

主人の様に、何でもないような場面で、出演者とおなじ気持でうなずいちゃったりして笑ってるのですよ、
まるで一緒にいるみたい・・

それが、・・・  自分の部屋のテレビに向かっても一人で笑えているのです、笑えて、と強調しておきます
それって、ありですか・・

私、一人のとき、よっぽど可笑しい時は、一人でも笑うことありますが、・・  よっぽどの時、

テレビの出演者がうまいのか、あり芳さんのような天才がおられるからか・・
主人が、おめでたいのか・・^^ 私が観察し過ぎたのか・・ 
私、そんな主人見てる方が、面白いし、また反対に腹が立ったりすることもあります、^^

視聴者目線の研究が進むと、怖いですね!
テレビに生の人間が誘拐状態にされたりして・・(笑)
犯人は、 有吉伸人 なんて。
そんなに引き込まないで、~ 
主人連れて行かないで~有吉さん、なんていいそうです(笑)

何だか、人生相談みたいになったのでやめます
失礼しました
             reiko.G

投稿: R.グランマ | 2010年1月10日 (日) 15時37分

茂木サンや すみきちサン の、出演者からお話を聞いている表情からも
初対面に近い緊張感で、 深く掘り下げて質問している様子が 分かります。
有吉サンの 番組内容に対しての流儀なのですね。

スガシカオ サンの エンディングが流れると もう少しお話を聞きたい! と思います。
実はこのもう少し・・・ の名残惜しさ も 有吉サンの流儀 かな。

投稿: サラリン | 2010年1月10日 (日) 22時39分

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