ミッション
奥田知志さんがホームレスの方々の
支援をしている北九州市は、
私の母の故郷。
奥田さんには、
人柄の温かさを感じさせる
何とも言えない雰囲気があった。
収録中、奥田さんは「ミッション」
という言葉を何回か使われた。
困った人たちを助けるのは、
自分のミッションである。
ミッションという「風」が吹いて
しまったら、自分の都合とか、
世間の障害とか、そのようなことは
関係がない。
骨太の思想が、奥田さんの行動を
突き動かしている。
お話していて、ああこの人は
激烈なるものを内側に秘めている
んだなあ、と感じた。
お仕事をする中で、いろいろと
難しいことはあったに違いない。
そのような時に、断固闘う。
自分の感情のために闘うのではない。
パブリックのために闘う。
そんなところが、とても尊敬できる。
ある問題を起こす人がいるときに、
その人を支援する「チーム」を作る。
複数の人でその人を見守れば、
弱点を補いあうことができる。
束ねた矢となる。
お互いにそんな「チーム」
を作り合って支え合ったら、
世の中は素敵な場所になるのではないか。
番組をつくったのは、
「ファブリーズ座間味」こと、
座間味圭子さん。
座間味さんの番組作りの特徴は、
まさに「魂の炎」。
三番目のVTRの最後で、
万感の思いを込めて見つめる
奥田さんの目がすべてを
物語っています。
ミッションであるかのように、
自分の仕事をしようではないですか。
座間味圭子氏(2008年11月5日撮影)
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コメント
互いに支えあい、助け合うことを、誤れる『自己責任』論の“美名”のもとに、時の彼方に捨て去ろうとしている日本。
それゆえ、このままいけば、前向きな希望と、生きる居場所を失った不幸な人があふれ、あと数十年後もすれば、この国は、そして社会は、空中分解に至るだろう。
人々が互いに助け合い、支え合って生きていくことの再構築を、ミッションに掲げた奥田さんの行動は、ばらばらに分解しようとしている、この社会全体を救う意味でも、また数多の人々が幸せなる人生をまっとうしていけるようになるという意味からも、あまりにも尊いものだと思う。
投稿: 銀鏡反応 | 2009年3月11日 (水) 23時25分
いつもこの番組から多くの力をいただいています。私はアルコール依存症専門病棟でいておりますが、まさに裏切られっぱなしの経験をしていて、落胆する日々を送っていたのですが、今回の奥田さんの言葉で大変勇気付けられました。
また明日からがんばろう!という力をいただきました。ありがとうございました。
投稿: bebe | 2009年3月12日 (木) 00時55分
同じ牧師として、共感する番組でした。
ミッションの風を感じることは、難しいことでないかも知れないが
この風を感じたとき、どうするか、だと思いました。
投稿: MH | 2009年3月13日 (金) 14時05分
すべての人に「使命の風」が吹くとき。
私たちの「ホーム」は、すべてがひとつにつながる。
奥田さん、ありがとう。みんなおなじ、いのちです。
投稿: ゆいパパ | 2009年3月14日 (土) 00時42分
三月の番組を見て感動したひとりです。居住地で奥田さんの講演があり、駆けつけました。無視が一番辛いという訴え。同じ人間として声かけが何より大切なのですね。
投稿: | 2009年6月23日 (火) 15時57分