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2007年9月20日 (木)

タカさんの前傾姿勢再び

タカさんこと、山本隆之さんと
言えば、皆からの信頼が厚い
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の名デスクである。

デスクというのは、同時に複数の
ディレクター担当の番組を走らせ
つつ、その仕上がりに心を砕く
人なのである。

京都市立堀川高校校長の荒瀬克己
さんの会の打ち合わせを始めよう
としたら、
突然、部屋のドアが開いて、
「ハッピィバースデー、ツーユー!」
という歌声が聞こえたきた。

そうであった。タカさんの誕生日
だったのだった。

「いやあ」と照れるタカさん。

さっそく、ケーキに入刀した。


祝福されながら入刀するタカさん
左から、山口佐知子さんの手、山本隆之さん、
大坪悦郎さんの半身、須藤佑理さん、河瀬大作さん。


「タカさん何歳になりました?」
「39ですよ」
「うわあ、もう少しで大台ですね」
「いやあ、まだまだですよ」

などと言いながら、ケーキが配られる。

「いやあ、茂木さん、うれしいことが
幾つかあったんですよ」

チーフプロデューサーの有吉伸人さんが、
しばらく前に言った。

ある調査で『プロフェッショナル 仕事の流儀』
が、NHK、民放を含めた全番組中、
見た人の満足度で一位になったのだという。

それは、実に、素晴らしいニュース
ではないですか!

「それと、NHKの中で、プロフェッショナル
班は、いつもなんであんなに楽しそうに
しているんだろう、仕事は大変で、スケジュール
もきついのに、なぜ笑いが絶えずに、
楽しそうに仕事をしているんだろう、って
話題になっているって言うんですよ。」

楽しそうにしている場所には、
人が集まるのだと思う。

大変な仕事だからこそ、楽しみたい。

タカさんがケーキを食べ始めた。

以前「クオリア日記」や
「プロフェッショナル日記」に書いたように

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/10/post_59e4.html

http://kenmogi.cocolog-nifty.com/professional/2007/04/post_8361.html

ボクはタカさんが食べる時の
「前傾姿勢」が好きである。

タカさんのやる気が伝わってくる。
素敵な人柄が感染する。

おいしいケーキを食べ、
笑いの輪に包まれ、
タカさんの前傾姿勢が見られて、
ボクは幸せだった。



タカさんの前傾姿勢その1


タカさんの前傾姿勢その2
左からの手は、山口佐知子さん。

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2007年9月14日 (金)

生きているという実感

2007年9月13日(木)の
収録は、C02やメタンなどの温室効果ガスの
排出権ビジネスに取り組む
吉高まりさん。

吉高さんは、途上国において、
温室効果ガスの排出削減につながる
技術の導入、事業を開拓し、
その結果生じる「排出権」
が現地に経済的な見返りをもたらす
ために仲立ちをする。

吉高さんは、金融関係で働く中、
世の中のお金が必ずしも良い目的の
ために使われないことを実感する。

そんな中、環境経済学に出会い、
温室効果などの外部性を内部化する
仕組みに着目する。

人々の善意に頼りがちだった環境保護。
経済のはたらきそのものを用いて
環境を良くするという新しい可能性が、
「排出権」などの環境金融ビジネスに
よって生まれている。

吉高さんは、環境経済学における
「排出権」という概念が、
現実の世界の中で機能し、
実際にお金を生み出すということを
「実感」したかったのだという。

「実感」するということを指標に、
まだ誰も取り組んだことのない
領域にチャレンジする。
そのような吉高さんの姿勢は
実に自然体であった。

「他の人がやったことを後追いしても、
自分が生きているという実感はわかない。
誰もやったことがないことに挑戦している
時に、初めて、自分が生きているという
実感を持つことができる」
と吉高さん。

吉高さんは、「やさしい道と
難しい道があったら、難しい道を
選ぶ」と言う。

同じことを、かのアルベルト・アインシュタイン
も言っている。

吉高さんは、普通の金融の会社で働く中
環境の仕事に出会い、
そこで、「実感」をもとに
前人未踏の領域を切り開く自分の
能力を開花させた。

誰の脳の中にも、本人すら気づいていない
能力が潜んでいる。
それは、何かのきっかけが
与えられれば開花する。
吉高さんが、環境金融ビジネス
に出会って、大きく飛躍したように。

吉高まりさんが出演される
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
は2007年10月2日(火)放送予定。


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2007年9月 5日 (水)

動くのは簡単なんです

夏休みの一ヶ月間、
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
の収録はお休みだった。

今週の火曜日の打ち合わせから
再び始動。

再開後の初の収録のゲストは、
海上保安庁で
ヘリコプターのパイロットをされている
森公博さん。

嵐の海での救助活動では、
隊員を下ろすために、乱気流の中、
ヘリコプターをホバリングさせて
いなければならない。

「動くのは簡単なんです」
と森さん。
「一カ所に、じっと止まっている
ことの方が難しい」

風の向き、強さは刻一刻と変わる。
対して反応することを
「風の息を読む」と表現する
森さん。

操縦桿を握る手をミリ単位で
感応させて、困難なホバリングを
やり遂げる。

人生も、また同じだなと思った。
動くことは案外簡単である。
一カ所に留まっている
ことの方が難しい。

時代の潮流、自分自身の変化、
他者との関係性、思わぬアクシデント。
そのような「乱気流」にも
かかわらず、同じ場所に
じっと動かずにいることには
大変な努力がいる。

そして、同じ場所にホバリングして
いなければつり上げることのできない
宝物は必ずあるだろう。

森さんは、笑顔の素敵な人だった。

住吉美紀さんと色紙を
6枚描きました!


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